「甲子川でルアーを投げてみた」の巻

2016年8月20日(土)    川は台風で増水して鮎釣りができないので仕掛けでも作ろうと思って鼻カンを買いに釣具店へ行ったら、耳寄り情報を入手してしまいました。

秋の増水時にアメマスや大型ヤマメが堰堤を乗り越える姿が結構見られるというのだ。よくよく話を聞いてみると秋にもアメマスが遡上するらしい。

3月の渓流解禁時から4月に掛けてアメマスが釣れるがこれには2タイプあり、秋に遡上・産卵して春に川を降る個体と春に海から遡上してくる個体が一緒に釣れるのだそうです。前者はスマートな魚体で、後者は体高のあるいかにも栄養満点の丸い体型らしい。

それとヤマメに海に降るスモルト化したタイプ(当地ではヒカリ 長良川ではシラメ)がいるように、イワナにもアメマスになるべく海に降るヒカリイワナなるモノがいるらしい。イワナがアメマスとして帰ってくるのだからチビイワナが海に降りるのも考えてみれば当然なのだが、なぜかヤマメの降海タイプは脚光を浴びてもイワナの降海タイプは話題に上らなかった気がします。

小一時間釣具店に滞在してこんな情報を聞いたので、釜石高校横の堰堤を覗いていました。水はとうとうと流れ堰堤を超えています。堰堤下には鮎釣り師が2名。暫く見ていましたが、魚は堰を超えず、鮎師は沈黙でありました。

下流の堰堤に車を走らせましたが、途中ルアーマン2名と渓流エサ師1名を目撃。

多分アレを狙っているのでしょう。

遅れてはなるまじ、と下流の堰をチェックするのをやめて、一旦家に戻りルアータックルを準備して入川。

川は笹濁りの澄みはじめ。水位40cmプラスです。

16:00~17:30までルアーを投げましたが15cmのチビヤマメが一匹遊んでくれただけでした。

川を歩いて分かりました。盆までは垢腐れで青藻も発生していた甲子川がすべてを洗い落としスッピン状態になってました。57歳のケバイおばさまが化粧を落として18歳のお嬢様に変身したようです。実に綺麗な石がびっしりと詰まっています。

週末には新鮮な垢を身にまとい25cmクラスの鮎が寄ってくる熟女石になっていることでしょう。

岩手釜石 晴釣雨読

2016年5月末に釜石移住。 慣れない単身赴任の生活と三陸の海釣りと鮎釣りを中心としたぐーたら親父のブログです。

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