【雨・雨・雨の1か月】
8月15日に閉伊川で鮎釣りをして以来鮎釣りができない状況が続いています。
盆明け以降台風3連発です。16号も本州接近の状況です。8月末の10号では県内では大きな被害が出ましたし閉伊川に沿って走っているR106も最近まで通行止めでした。
こんな状況ですから地元の河川も増水減水の繰り返しで垢が付く間もありません。三連休中日の今日も雨です。このまま鮎じまいになりそうな嫌な雰囲気です。
【釣りもの少ないこの時期】
船釣りに行けばそれなりの獲物が釣れるのでしょうが、おかっぱりでは釣りものが少ない時期です。
スルメイカは中だるみ、例年釣れるらしいサバも魚影が少なく釣れても小型。夜釣りのソイは数釣れるもののマイクロサイズ。アイナメやカレイも水温が高くて低活性という今の状況。
釜石湾の水温は現在21℃。年間で最も高い時期。今までのホームグランド福井県の小浜あたりでは5-6月か11月の水温でチヌ・グレの最盛期であったり、アオリやツバスなどの釣って食べておいしい魚が釣れ盛る時期。
引っ越して3か月半ではまだ年間のイメージが出来上がっていません。何を釣りに行くか悩みます。
9月15日木曜日 仕事の昼休みに近くの港に行ったら渓流竿でサヨリを釣っているおっちゃんがいました。20分ほど見ていたのですが、見事な35cmクラスを5本釣り上げていました。土曜日はサヨリ狙いだ!と心に決めこの日の午後の仕事と金曜日を過ごした次第です。
【サヨリ転じて小物釣り】
9月17日土曜日 木曜日にサヨリが釣れていた時間帯に同じ場所に出撃しました。回遊魚なので釣れない可能性があることも承知の助です。
11:30にアミエビ(冷凍イサダ)を撒きはじめると早速寄ってきたのはクチボソタナゴ。相当な数の群れ。サヨリが寄ってくると散るだろうと思っていましたが肝心のサヨリが姿を見せず、釜石港T字堤に移動。ここは釣り人も多く撒き餌も多く撒かれているため魚は居ついているだろうと予想したのですが、反して魚影ゼロ。ここも撤退して唐丹町の花露辺漁港に転身。こちらは様子がまったく違います。撒き餌を撒かずしてアジの魚影が確認できます。25cmクラスのソッコ(ワカシ)がアジを追いかけています。アジのサイズは10cm程度です。
早速準備をして釣りを始めます。へら竿4.5m ミチイト0.8号 ハリス0.4号 袖バリ3.5号といういわゆる1本釣りというやつです。サビキでアジを釣るより釣趣があって面白いからです。
撒き餌にはアジの他にサバ、フグ、メジナ、シマダイなんかが群れて来ます。
冬場には水温4℃くらいまで下がりますから、メジナ、シマダイは死滅回遊なんでしょう。
アジはコンスタントに釣れてきますが、時折小サバや小メジナもハリ掛かりします。
サバは掛ると表層を縦横無尽に、しかも暴力的に走り回ります。繊細な仕掛けでやり取りすると実に面白いのですが引きに品がありません。やんちゃ坊主です。メジナは掛ると真下に突っ込みます。小さくとも親譲りの小気味よい引きを見せてくれます。
釣りの基本は仕掛けのバランス、ウキ下の調整、エサの付け方、アタリの取り方です。
たまにはこんな釣りも初心に帰れていいもんです。
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