「岩手・釜石 甲子川中流部・秋の装い」の巻

仕事の合間に甲子川中流部を見てきました。

禁漁になって25日。秋も深まり最低気温も間もなく氷点下になろうかというこの時期、河原の草木も枯れて見通しが良くなってきました。しばらく晴天が続いていたので減水気味です。

魚道が付いている堰堤があります。堰堤下流は石がびっしりと詰まった長いザラ瀬が続きます。

川幅は広くはありませんがアユの時期には竿が林立する好ポイントです。

壊れた魚道が淋しく感じます。

大型のアメマスなどは増水時に乗り越えていくようですが、天然アユの遡上はここまでです。

残念な設備です。改修するか撤去するかできないものでしょうか。


魚道下の深みには小魚が群れています。小型のヤマメのようです。その下の瀬には錆びたサケが1匹泳いでいました。

サケは下流の採捕施設で川全面を仕切って採捕しています。そこをかいくぐって上流に遡ってきたのでしょう。

ペアの相手を探しているのかそれとも仲間を探しているのか、ウロウロしている単独のサケを見ていると淋しく感じます。

感傷的になっているわけではないのですが、生命の終わりに向かっているサケ、遡上できない魚道、枯れた河原の草木をみると季節の移ろいを感じさせます。


来年3月の解禁にはこの清流でアメマスを狙いたいと思います。

例年通り遡上してくれればオレにもチャンスは巡ってくるはず。

新たな出会いを楽しみに初めての釜石の冬を過ごしましょう。

岩手釜石 晴釣雨読

2016年5月末に釜石移住。 慣れない単身赴任の生活と三陸の海釣りと鮎釣りを中心としたぐーたら親父のブログです。

0コメント

  • 1000 / 1000